「最新農業技術・品種2020」を発表。

毎年、全国の研究機関で開発された研究成果のうち、現場への導入が期待される優れた技術や品種を農林水産省が紹介している「最新農業技術・品種」の2020年版が発表。

「最新農業技術・品種」では、農業の競争力強化、農産物の安定供給、自給率向上などの課題を解決するために、技術開発の推進と開発された技術の生産現場への普及を目的とし、現場への導入が期待されるものを紹介。2020年版で選定されたのは、「米」「豆類」「野菜」「果樹」「茶」「畜産」「その他」の7作目に分類された21件の技術と6件の品種の計27件。
・「米」は、短鎖アミロペクチンにより餅の柔らかさが画期的に持続する水稲新品種「愛知糯(もち)126号」など4件。
・「豆類」は、倒伏に強く多収のインゲンマメ(金時類)新品種「秋晴れ」など2件。
・「野菜」は、省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」など7件。
・「果樹」は、冬の気温が高くても栽培可能で品質優良なモモ新品種「さくひめ」など7件。
・「茶」は、無人自動走行作業システムを用いた「ロボット茶摘採機」の開発の1件。
・「畜産」は、畜産経営における臭気低減対策評価方法の確立の1件。
・「その他」は、予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システムなど5件。

参考リンク:農林水産省