2019年度「農畜産物等の消費行動に関する調査結果」発表。
「農畜産物の消費行動に関する調査結果」2019年度を日本協同組合連携機構(JCA)が公表。調査期間は2019年9月6日〜11日の6日間。20代以下〜70代以上の国内に居住する既婚・単身男女消費者2,108名を対象に実施。
調査項目は、(1)食生活全般(2)米(3)野菜・果物(4)畜産物・魚介類等
の4分類。食生活全般では、全年代で「食事のおいしさ」への関心が高い。若年層は「食費削減」、中高年層は「健康につながる食生活」への関心が高い傾向。米を主食にした食事は減少する傾向。
米の購入に関しては、5kgあたりの価格変動が100円以内であれば「ランク・量とも変わらない」が、値上げ時では「変える」比率が上昇。購入価格帯では「1,700円以上2,000円未満」が最も多く主な購入先は「ディスカウントストア」「農産物直販所」では「1,500円以上1,700円未満」が多い。品種では「コシヒカリ」が群を抜く。
野菜・果物では、野菜は毎日摂る人が56%と最多だが、週1日未満/食べないとの回答も16.6%。果物は毎日摂る人が23.8%、週に1日未満/食べないが38.5%。産地では「主に国産を買う」が70.2%。
畜産物・魚介類等では、牛乳を毎日飲む人が36.0%と最も多い。畜産物を週の過半食べる人の種別は牛肉6%、豚肉15.1%、鶏肉12.1%、たまご50.1%。産地では「主に国産を買う」は牛肉52%、豚肉64.1%、鶏肉69.7%で減少傾向。本調査は2008年に「米の消費行動に関する調査結果」を公表以来、調査対象品目を広げ毎年公表している。
参考リンク:日本協同組合連携機構