「畑地化促進事業」、1次採択は7割止まり。

水田を畑地化して畑作物の本作化に取り組む農家を支援する「畑地化促進事業」での1次採択は予算額の7割にとどまった。
秋に2次採択を行い、全体で1万haの畑地化を支援する。

畑地化促進事業では、水田を畑地化し畑作物の本作化に取り組む農業者に対し、野菜・果樹・花きなどの「高収益作物」の場合10aあたり17万5,000円、麦・大豆・飼料作物など畑作物の場合、同14万円を1回交付。また、畑作物の定着を促す目的で、5年間にわたり10aあたり2万円(加工・業務用野菜などの場合3万円)を交付する。
2022年度補正予算で計上された250億円のうち、1次採択は172億円。土地改良区や地主の同意がないなど要件を満たさなかった申請が3割ほどあり、満額に届かなかった。
残った予算は秋の2次採択に回される。1次採択に選ばれず保留になっている申請が対象となる。

参考リンク:畑地化促進事業(農林水産省)