就職氷河期世代・シニア層対象の新たな就農支援。最大150万円交付。

就職氷河期世代と呼ばれる30代、40代やシニア層を対象とした新たな就農支援策が講じられる。また、49歳以下に限定していた支援対象を広げ、担い手を確保したいと考えている。
就職氷河期世代の就農希望者に対して、都道府県が認定した機関で研修し、修了後5年以内に市町村が認める認定新規就農者や認定農業者となることを要件とし、1年限りで150万円を上限に必要な資金を助成する。
これまで支援の仕組みのなかった50代には、無料で技術を身につけられるよう研修料金が免除される仕組みとして、研修生1人当たり120万円を上限とした研修機関向けへ助成。対象となる研修機関は、都道府県、農業大学校、市町村、JAのほか、JAと先進農家が協議会を設立して研修を実施する場合も想定。
研修農場の整備など農業大学校などの受け入れ体制を整えるための支援も盛り込まれる。これらの事業は、2019年度補正予算案成立後に開始される見通し。