横浜市、下水道資源を活用するスマート農業。

「下水再生水」や「下水熱」などの「下水道資源」を使い、スマート農業機器を導入した農業実証施設を横浜市が建設。
大学や種苗企業と連携し、効果の検証や知見の蓄積を進める。

実証施設は、横浜市鶴見区にある北部下水道センター内に設置。
通常の下水処理に加え、濾過処理などの高度な処理を行った「下水再生水」や、外気温との温度差を利用する「下水熱」、また下水処理に伴い発生する二酸化炭素など、これまで未利用だった下水道由来の資源を、農業分野で有効活用する。
実証のための農業ハウスでは、水道水、下水処理水、下水再生水をそれぞれ使った水耕栽培でコマツナ、トマト等を栽培し、安全性や有効性を検証する。また、最新のスマート機器を導入し、遠隔での生育管理を行うことで、知見の蓄積を進めていく。
2023年度以降は、農家などに向けた研修や、市民や企業を対象にした見学会を実施する予定。

参考リンク:記者発表(横浜市)