汚泥肥料の品質を見える化する生産業者マップ。

肥料成分の安定性と重金属などの有害成分含有の懸念が障害となり、利用が進まない汚泥肥料。
品質管理に取組む生産業者をマップ化し、安心感を持ってもらうことで利用の拡大を図っていく。

ウェブサイトで公開している「品質管理に取り組む汚泥肥料生産業者マップ」には7県10業者が掲載。マップ上の旗をクリックすると生産業者の事業者名、住所、電話番号の他、肥料の名称、登録番号、肥料成分や有害物質の分析結果、し尿汚泥や食品残差といった肥料の原料などが表示される。
群馬県中之条町は、町が事業者となって汚泥コンポスト肥料を掲載。3つの肥料ごとに検査結果を示す。ヒ素、カドミウム、水銀の含有量を記載。価格の欄には1袋(15kg)を無料配布する旨が記載されている。
汚泥肥料は、下水処理施設で沈殿した汚泥を原料とし、乾燥、粉砕し発酵させることで肥料にリサイクルしたもの。肥料原料の高騰が続く中、注目を集めている。

参考リンク:品質管理に取り組む汚泥肥料生産業者マップ(関東農政局)