4万5,000種を収録し、情報を検索可能な「流通品種データベース」。 

作物の品種名などから、開発者や自家増殖の許諾申請の有無など利用条件も検索可能なデータベースを、農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)が開発。運用を開始した。ホームページから誰でも閲覧できる。

これまで確認できたのは、種苗法に基づいて品種登録された登録品種のみだったが、新たなデータベースでは在来種や品種登録されていない一般品種も含めた、およそ過去5年以内に販売が確認された殆どの品種が網羅されている。今後も年1〜2回のペースで更新が行われる。
データベースは、品目など3語まで入力して検索する「簡易検索」と、具体的な品種名、商品名、登録品種名、作物区分植物の種類や輸出制限の有無などの細目を指定して検索できる「個別検索」が用意されている。検索結果では、登録品種かどうかや、開発者名、育成者権者名、問い合わせ先や輸出制限などが閲覧できる。
改正種苗法が完全施行され、農家が収穫物から種子を採り次期作に使う「自家増殖」について開発者によっては許諾手続きが必要になったことを踏まえ、手続きの必要性の有無に関する情報も収録されている。

参考リンク:農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)