2021年農業技術10大ニュース。

1年間に新聞記事となった研究成果のうち、内容に優れ社会的関心が高いものから選定される「2021年農業技術10大ニュース」。

No. タイトル 内容
1 「サツマイモ基腐病を素早く診断」 これまで2週間かかった診断を、リアルタイムPCR法を使って最短約1日で検出
2 「2万円で自作 IoT監視システム」 ハウス内の温度などをスマートフォンで確認できるシステムを、2万円ほどで自作可能に
3 「タマネギ直播栽培の5作業が1回で」 トラクタに装着し、畝立て・溝底播種・直下施肥・耕うん・農薬散布の5作業を同時に行なえる
4 「アミノ酸バランス改善飼料で牛排泄物由来の温室効果ガスを削減」 アミノ酸バランスを改善した飼料を与えることで、肉質に影響を与えずに温室効果ガスを半減
5 「2つの腕でロボットが果実を」 人と同等の作業スピード(11秒/個)で収穫が可能の果実収穫ロボット
6 「イネの生育と収穫を増加させる技術開発に成功」 イネの葉や根にある特定の遺伝子の働きを高め、収量を3割増加させることに成功
7 「地球にやさしいコムギ新品種を開発」 多収コムギに交配で生物的硝化抑制能を付与した、窒素肥料を6割減らせる「BNI強化コムギ」
8 「圃場の病害虫をスマホで診断」 トマトなど4作物で、AIを利用して病害虫を診断する画像診断技術
9 「世界の穀物収量をいち早く予測」 既存の予測サービスより1〜6ヵ月早く収量の概況を判断できる収量予測手法
10 「3Dカメラとスマートグラスを用いて豚の体重を瞬時に推定」 3Dカメラで豚を見るだけでAIが体重と枝肉重量を推定、スマートグラスに表示

参考リンク:プレスリリース(農林水産省)