食料自給率、首位は北海道の216%。東京は初の0%。

2019年度の都道府県別食料自給率(概算値)が発表。カロリーベースでは北海道が216%で3年連続の首位。東京都は統計開始以来、初めて0%を記録。

都道府県別の食料自給率は、全国の自給率をベースに、各品目の生産量や地域の人口から推計し、全国の数値から1年遅れて発表される。2019年全国の1人・1日あたりの供給熱量(確定値)は2,340キロカロリー。これを分母とし、品目ごとの各県の熱量を計算した数値を人口で割ったものを分子として計算する。
100%を超えたのは北海道(216%)、秋田県(205%)、山形県(145%)、青森県(123%)、新潟県(109%)、岩手県(107%)1道5県。北海道は米と小麦の作柄に恵まれ、前年度比+20%で3年連続の首位となった。
前年度比でマイナスになったのは宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都、富山県、石川県、静岡県、三重県、兵庫県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の1都23県。佐賀県は−23%と大幅な下落。
東京都は、1998年度の統計開始以来21年連続で自給率1%だったが、今回は0.49%となり、四捨五入した数値で発表されるため0%となった。

参考リンク:都道府県の食料自給率(農林水産省)