GM飼料添加物「フィターゼ」承認。

遺伝子組換えDNA技術(GM)を応用して生産された飼料添加物「フィターゼ」の安全性を確認。取扱いに関する規格・基準を見直した。

「フィターゼ」は消化酵素の1種で、コウジカビや大腸菌を使って生産する。植物中の成分「フィチン酸」を分解し、無機リンを取り出す働きをする。フィターゼを鶏などの飼料に添加することで、添加するリンの量を減らすことが可能。
農林水産省は、遺伝子組換え技術を応用して生産されたフィターゼを使用した飼料の安全性を確認。規格・基準を見直した。
日本では、これまで遺伝子組換え微生物によって生産されたフィターゼが6件承認されている。今回安全性試験を行ったものは、生産性を高めるためKomagataella pastoris GS115株にフィターゼ遺伝子を導入し生産したもの。承認済みのフィターゼと比較試験を実施。既存のフィターゼと同等であると確認された。

参照リンク:農林水産省