低価格コンバイン開発、メーカーに要求する仕様決定。

大型・中型トラクターに続く共同購入の第3弾にあたるコンバイン(4条刈、50馬力クラス)の仕様が決定し、JA全農がメーカー4社に対して開発を要求。機能を絞り込み、一定の台数をまとめて購入することで価格を抑える。

開発要求は、井関農機、クボタ、三菱マヒンドラ農機、ヤンマーアグリの4社に対して行われた。
要求内容は生産者アンケート(7,299件)に基づくニーズ分析と、農業者3団体と意見交換した内容を反映したもの。
性能は、
・エンジン出力:45〜55馬力
・無給油で1日作業(おおよそ6時間)が行える燃料タンク容量
で、必要な機能として、
・自動こぎ深さ制御
・自動水平制御
・オーガ自動制御(旋回、収納)
・刈取オートクラッチ
・掻きこみペダルまたはスイッチ
・大型後方ミラー
を標準装備。またオプションとして
・防塵カバー
・作業灯(こぎ口、オーガ先端)
・無線オーガリモコン
を求めた。
開発されるコンバインは、2022年11月に事前申し込み受付を始め、2023年12月に型式決定。2024年4月〜2027年9月に1,000台の共同購入を目指す。

参考リンク:プレスリリース(JA全農)