昨年10月の家計支出前年比5.1%減、消費税増税前の駆け込み反動と、台風が影響。
総務省が発表した家計調査によると、2019年10月の消費支出(2人以上の世帯)は物価変動を除いた実質ベースで2018年同月比5.1%減と、11カ月ぶりにマイナスとなった。2019年10月の消費増税を控えた駆け込みの反動と台風が影響。減少幅は2016年3月(5.3%)以来の大きさで、前回消費税率が引き上げられた2014年4月(4.6%)を上回った。
2019年10月の2人以上の世帯の消費支出の平均は27万9,671円、住居費、自動車等購入費、贈与金、仕送り金を除くと23万9,668円で、2018年同月比6.5%減。食糧費に限ると7万7,542円の支出で、2018年同月比3.9%減。勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は1世帯当たり53万6,075円で2018年同月比3.6%増加。