新年あけましておめでとうございます。

 令和2年初頭から続く新型コロナウイルス感染症の影響は、社会経済の有り様や人々の価値観に大きな変化をもたらしています。
 本年も、更にコロナ禍対応を模索しながら「新たな日常」を見据えた変革が求められてくると思われ、人々の「生活様式や働き方」が変わらざるを得ないのではないでしょうか。
 このような時代背景の中でも地域で存続していく農業生産者は、時代を認識し、情報に対応した「変化ができる農業生産者」であります。
 特に近年、地域課題の解決のため、地域資源を活用して、地域再生に取り組む事例が見られますが、その中核となって推進しているリーダーに、地域の農業生産者が多くなったと言われています。このコロナ禍は、中山間地域の農業経営者が力を発揮できるきっかけになるのではないでしょうか。
 本年は特に、米の卸売値が2年連続で大幅に下落し、コメ農家におおきな不安を与えています。更に、農水省がコメの現物市場を創設する検討を始めたと言われています。
 このような社会経済の変化に即応できる農業生産者とは、このコロナ禍を通じ、日々変化する「農業情報」を早取りし、正確に分析して、それを実行することによって「家業の業態改革」に取り組むことが出来る経営者であります。
 令和4年も「アグリの樹」を通じて、あらゆる農業情報を、3分で、分かりやすく、毎日、発信いたしますので、ご活用頂き、変化する「家業の経営」にお役立て頂ければ幸いです。
 皆様にとって、良い年に成ります様お祈り申し上げます。

令和四年 元旦

土居 龍一