東京都在住者の農山漁村への訪問は2割以下。8割は住宅地や商業地へ。

東京都在住者が、通勤・日常生活以外で他地域へ訪問する割合は約8割が住宅地や商業地で、農林地や農山漁村への訪問は2割以下であることが、「地域との関わりについてのアンケート」からわかった。

居住や就労など日常の生活を行っている以外で、ボランティアやイベント、趣味活動などで定期的・継続的に関わりがある地域があり、その地を訪問している人を「関係人口(訪問系)」と定義。三大都市圏都市部の18歳以上の居住者(約4,678万人)がどの程度関係人口として他地域を訪問しているかを調査。18.4%にあたる約861万人が関係人口として他地域へ定期的に訪問。
このうち、東京都に居住する関係人口(訪問系)に着目すると、訪問先は「首都圏都市部(36.4%)」、「中部圏都市部(2.7%)」、「近畿圏都市部(8.3%)」「(3大都市以外の)政令市(9.6%)」、「同中核市(11.6%)」、「その他(地方部)(31.4%)」だった。さらに詳細に訪問先を見ると、約8割が農林地などを除く市街地を訪問先としており、農林地や農山漁村への訪問は2割弱にとどまることが判明。
今後は、地方が関係人口の受け皿づくりをどのように行うかが重要になってくると考えられる。

参考リンク:国土交通省