7月豪雨被害の農林水産被害額920億円を超える。
7月豪雨による農林水産関係の被害額が、7月25日の集計時点で42道府県920億1,000万円に上った。調査は継続しており、被害額は更に増加する見通し。
被害額は、「農作物等」では水稲、大豆、野菜、花きなどの農作物で冠水被害などが発生。25府県7,031haで25億円の被害。加えて、農業用ハウス(254件/2億円)、果樹(3.4ha/3,000万円)、家畜(13万5,000頭羽/2億7,000万円)などに被害が及び計27府県126億8,000万円。被害地域は北海道から九州まで全国に及ぶが、西日本、特に九州では被害範囲が広い。
「農地・農業用施設関係」では農地の損壊が34道府県7,738箇所で発生し187億8,000万円。農業用施設の被害は同4,981箇所で発生し174億7,000万円となり、計362億5,000万円の被害。
また、「林野関係」は林道設備などに損傷を受け38道府県423億8,000万円、「水産関係」は漁港施設などの損傷で12県7億円に上った。
参考リンク:農林水産省