春肥価格、秋肥に続き、単肥7品目中6品目と複合肥料が8〜31%の値上げに。
JA全農が11月〜5月に供給する春肥の価格を発表。過去に経験したことのない大幅な値上げとなった秋肥と比べると上昇幅は抑えられたが、単肥7品目中6品目と複合肥料が8〜31%の値上げ。
輸入尿素が穀物相場の下落や、端境期を迎え肥料需要が落ち着いたため、前期比−9%と唯一値を下げたが、中国の輸出制限の継続やインド、ブラジルが需要期を迎えるため、予断を許さない状況。リン酸質も中国の輸出制限や、中国での電気自動車普及によるバッテリー向けの工業用リン酸液の需要増加から今後も高値での推移が見込まれる。
参考リンク:ニュースリリース(JA全農)